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ホツマ

ホツマ

 ホツマは、酒井良一先生が指導する団体として1983年に発足しました。

「ホツマ」という名前は、幻の古文書「ホツマツタヘ」に由来し、「ホツマ」とは「真実」、酒井先生曰く、「ほんま」という言葉の語源でもある、とのこと。

「ホツマ」=「ほんま」という団体名の通り、本当の音楽を目指したい、自分たちの満足だけで終わらずに、音楽の本質を、ひいては生きる上で本当に大切なことを、音楽を通して伝えたい。それが、私たちの最終目標です。力量はなかなか伴わないのですが、志だけは高く、をモットーに活動しています。

団員は、仕事や家庭、健康状態など、さまざまな事情を抱えながらも、貴重な土曜日の夜に集まってきて、いそいそと練習に励んでいます。「団員は皆真面目、指導者だけが不真面目」とは酒井先生の弁ですが、練習では、先生のユニークな指導やおもしろトークに、爆笑になることもしばしばです(特に先生は、私たち団員の「下手さ加減」を再現するのが天才的!に上手です)。ハーモニーを合わせることも大切ですが、言葉の意味、背景にあるもの、文化、そういうものも一緒に確認しながら、音楽を作り上げていきます。

これまでの演奏会は、こちらをご覧ください。

 

指導者:酒井良一先生

山や川、木や花を愛で、テント(ティピ)を建てて火を焚くのが大好きでおいしい珈琲、お茶、お酒には目のない自然派の音楽家です。兵庫県神崎郡香寺町久畑で生まれ、神戸に育つ。居を小石川に構え、久喜、古河、越谷、黒磯、川越となぜか「か行」の土地に音楽活動の縁があるのだとか。

 

氏いわく、

 

  『音楽には自然や神仏に感謝するものと、食べて飲んでの宴のものの2種類ある

   とすれば、その前者を担当し、後者はほかの人に任せたいと思う。

   呼吸は「かかと」から行い、息を吸うように歌い、息を吐くように吸う。

   カラダ(空の袋)は皮膚の中に骨や筋肉が体液にぷかぷか浮かんでいるイメージで。

 

   おぎゃーと生まれたその時の「ə」という声を覚えているだろう。

   その「ə」を源母音と名付けよう。歌う時の母音はこの源母音に近づけて

   なるべくなめらかに。

 

   リズム、メロディー、ハーモニー。どれも大事だけれど、音楽の命はリズムなり。

   ほんとの、ほんとの音楽を洋の東西、今昔問わず、奏でたい。』

 

そんな指揮者のもと、団員はあーでもない、こーでもない、とそれぞれのうんちくをたたかわせながら、

ほんまの音楽にせまろうと楽しんでいます。

 

 

酒井良一 プロフィール

1952年 兵庫県神崎郡に生まれる。

             東京芸術大学音楽学部卒業。三石精一氏、田中信昭氏に学ぶ。

1980年 東京室内オペラ公演、間宮芳生作曲「人買太郎兵衛」にてデビュー。

1982年 築地本願寺本堂にて柴田南雄作曲「念佛踊」指揮

     東京カテドラル・マリア大聖堂にて「メサイア」指揮

1983年 音楽集団「ホツマ」結成

     東京混声合唱団特別演奏会でフランク作曲「三声のミサ」指揮

    (詳しくはこちらをクリックしてご覧ください。)

以来、関東近県で「ホツマ」をはじめとする9つの団体とともに音楽活動を続けている。

また、指導する合唱団合同で、バッハ作曲「マタイ受難曲」、モーツァルト作曲「レクイエム」

ヘンデル作曲「メサイア」、メンデルスゾーン作曲「エリア」、フォーレ作曲「レクイエム」を

管弦楽団とともに演奏、好評を得ている。

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